研究課題/領域番号 |
09558041
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
藤崎 博也 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (80010776)
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研究分担者 |
大野 澄雄 東京理科大学, 基礎工学部, 講師 (80256677)
亀田 弘之 東京工科大学, 工学部, 助教授 (00194994)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1997年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 情報ネットワーク / 知的情報検索システム / キー概念検索 / 音声対話 / 未知語 / 同表記異義 / 異表記動議 / 対話モデル / エージェント / 未知語処理 / 意図推察 / インターネット / キ-概念検索 |
研究概要 |
本基盤研究では、インターネットにおける情報検索環境の向上を目的として、平成9年度からの3ヶ年間に以下の研究成果を得た。 (1)知的情報検索システムの基本構想 音声によるシステムとの対話、キー概念に基づく検索処理、検索結果の適合度の評価等の諸機能を備えもつ基本システム構想を行った。 (2)未知語処理 キー概念検索に際して、システムの辞書に記載のない語(未知語)について、その概念を推定する必要がある。具体的な未知語の詳細な調査・分類を行った結果をもとに、片仮名表記の多様性に起因する未知語、及び既知形態素の複合による未知語の処理方法についてそれぞれ検討した。 (3)同表記異義・異表記同義の処理 キーワードに基づく従来の検索では、同表記異義・異表記同義の存在する場合、適切な検索が実現されない。そのため、同表記異義に関してはそれが出現する文書の統計的な情報をもとに適切な概念を推定する手法について、また、異表記同義に関しては語の持つ概念に基づいてキーとなる語を拡張して検索する手法について検討した。 (4)検索結果の検索要求に対する適合度の予測 キー概念を用いた検索を行って得た検索結果に対して、その検索要求との適合度を予測する手法について、データベース全体に対するキー概念の重要度をもとに定量化する手法について検討し評価を行った。 (5)対話管理に使用するモデルの構築 ユーザとの対話による情報検索システムを実現するため、多数の対話例を収集し対話モデルを構築した。その際、システム自身の状態を管理するためのシステムモデルと、ユーザの状態を推定し利用するためのユーザモデルとをそれぞれ別に与えることにより、対話過程の状態管理を単純化するとともに高精度化する手法について検討した。 (6)知的情報検索システムのプロトタイプの構築 以上の各要素技術の研究成果をもとに、これらを組み合わせ、統合した知的情報検索システムについて、プロトタイプを構築した。
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