研究課題/領域番号 |
09558051
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
中島 功 東海大学, 医学部, 講師 (00183509)
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研究分担者 |
浜本 直和 郵政省通信総合研究所, 宇宙通信部, 室長
加藤 洋隆 東海大学, 医学部, 助手 (50266425)
鶴見 豊彦 東海大学, 医学部, 助手 (60217396)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | パケット通信 / 透かし技術 / ネットワークトポロジー / 咽頭マイク / 音声合成 / 音声認識 / 移動性通信 / 低軌道衛星 / ネットワーク トポロジー / 誤り訂正 / M系列 / 並列処理 / 移動体通信 / ネットワークトポロシー / 災害通信 / 海上投機ブイ / フォーメーション / 移動体衛星通信 / GPS衛星、 / パケット通信、 / 遠隔医療、 / 災害医療、 |
研究概要 |
災害時にカオス的な通信料を減少させ、自律分散した各端末がネットワークを把握するまったく新たな災害通信システムを研究した。救急医療分野と通信分野の各専門家が、共通となるプラットホーム的な手法を検討し、共通な実証実験を行い、その後、さらに掘り下げた引頭マイクによる音声認識、音声合成、自律分散のパケット端末の検討を行った。 1、肉声通信の代用:相互の人間が「知」と「感」を共有するために肉声が公衆回線では用いられているが、平常時はきわめて常識的な「ニーズ」でっても、しかし、災害時、あるいは国家的な有事の際は、この情報量は、いくら効率のよい圧縮を掛けたとしても家なりの無駄となる。仮に入出力の肉声をデジタル処理、デジタル合成すれば、通信路に流れるデータは、現行の1/10,000以下に抑えられる。災害時に「感性を伝える」ということに目をつむれば、このデジタル文字化は極めて有望な手段である。具体的には、現場の端末レベルで、肉声を文字列に変換し、最適なネットワーク経路で伝送し、逆にデジタル文字列を音声合成する手法を確証した。 2、自律分散通信の研究:空間的に分散した複数パケット無線端末と遭難者から同報通信される生体情報システムを検討した。移動体から発せられる信号は、干渉波の影響を受け、信号高度がある一定値を低下すると受信信号は、部分的なデータ欠落を伴ったものとなる。同一信号を、空間的に異なったパケット受信機で受信し、部分的なデータ欠損を、多数決の原理より相互に補完し、元のデータを再生する研究をおこなった。 3、ネットワークトポロジーの研究:さらに災害時の多段中継を実現するために、ネットワークトポロジーの把握として、GPSを利用した方法、およびGPSを利用しない2つの手法を隣接行列式を用いるアルゴリズムで検討した。 これら総合的な検証により人名を重視したシステムとして、カオス的災害通信に新たな多段中継できるパケット通信が利用可能と結論した。
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