研究課題/領域番号 |
09558106
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡部 勝 大阪大学, 遺伝情報実験施設, 教授 (30089875)
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研究分担者 |
三箇山 俊文 キリンビール株式会社, 医薬探索研究所, 主任研究員
馬場 忠 筑波大学, 応用生物学系, 教授 (40165056)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
1998年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1997年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 遺伝子改変動物 / トランスジェニック動物 / 緑色蛍光蛋白質 / green fluorescent protein / 実験動物 / 凍結保存 |
研究概要 |
1. “green mouse"の系を保存するために凍結保存を行った。現在300個以上の凍結受精卵を液体窒素内で保存している。http://133.1.15.131/freeze.cfmまたこれを世界各国100ヶ所以上に分与した。http://133.1.15.131/MTA.cfm 2. 緑色の蛍光をさらに強くするために緑色蛍光蛋白質GFPの突然変異体(EGFP)を用いてトランスジェニック作製用のコンストラクトを合成した。合計100ラインにのぼる“green mouse"を作製し、FISHによりintegration siteを明らかにし、すべて凍結保存を行った。これらの中には性染色体に組み込まれたものもあり、着床前における性の選別が可能になった。 3. 受精現象を解明するためアクロシンのプロモーターにEGFPを結合し、精子の先体部分にのみGFPを発現するトランスジェニックマウスを作製した。 4. 上記のトランスジェニックマウスからの精子を用いてマウス精子の受精時における挙動を観察した。先体反応がおこると先体部分からexocytosisが起こるが、これに伴ってGFPが先体から外部に放出され、蛍光を失うことが観察された。これまでの方法とはまったく異なり、精子に対して何ら侵襲的な影響をあたえることがなくきわめて正確にしかも、リアルタイムに先体反応を測定できた。また、EGFPの蛍光強度がpHにより変化することを利用し、先体内のpHを測定することに成功した。
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