研究課題/領域番号 |
09558125
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
小笠原 康夫 川崎医科大学, 医学部, 助教授 (10152365)
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研究分担者 |
山森 伸二 日本光電子工業(株), R&Dセンター, 課長
松本 健志 川崎医療短期大学, 医用電子技術科, 助教授 (30249560)
矢田 豊隆 川崎医科大学, 医学部, 講師 (00210279)
梶谷 文彦 川崎医科大学, 医学部, 教授 (70029114)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1998年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1997年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
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キーワード | 視覚サーボ / 高速度CCD顕微鏡 / 光マーカ / 微小循環 / マイクロストレイン / 高速度ccD顕微鏡 / 光マ-カ |
研究概要 |
本研究は視覚サーボマニピュレータを有する高速度CCDニードルレンズ型生体顕微鏡システムの開発を目標とする。そこで、高解像度・高速度CCDニードルプロープ型生体顕微鏡を試作した。ニードルレンズ直径を2mmまで細径化しても、従来の試作システム程度の解像度を維持できることが分かった。つぎに、開発システムを用いて心内膜側微小循環の観測と血管径変動および血管内の血流マーカの動態観測を行った。血流マーカーにはZrの微細粒子が含まれているスチレン粒子(直径5〜15μm)を用いた。そして、毛細管系血管では5μmのマイクロスフェアを、細動脈・静脈系血管では15μmのマイクロスフェアを血流動態観察に使用した。このマーカの特徴は可視光で明るく鮮明に観測できることである。次に、視覚サーボマニピュレータの試作のために、観察画像から関心領域の位置を計算するアルゴリズムを開発した。位置計測の精度は心筋表面上で数μmであった。さらに、観測対象領域の追跡性について追跡の速度および精度の両面から検討するため、麻酔開胸犬の左心室心筋表面にマイクロスフェア(15μm)を埋め込み、そのマイクロスフェア(15μm)の変位の観測を行った。そして、マイクロスフェアの変位を逐次算定して、心筋ひずみ特性を明らかにした。心筋微小歪みは心筋表面上で不均一であった。そして、この不均一性と最小血流調節ユニットサイズとの関連性について検討した。このような微細変形解析は本システム開発において初めてなされたものであった。
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