研究分担者 |
長沢 親生 東京都立大学, 工学部, 教授 (80145664)
福西 浩 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90099937)
山本 衛 京都大学, 超高層電波研究センター, 助教授 (20210560)
湯元 清文 九州大学, 理学部, 教授 (20125686)
津田 敏隆 京都大学, 超高層電波研究センター, 教授 (30115886)
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研究概要 |
本研究グループが国際的中核となっている「国際赤道大気結合研究計画」(EPIC)ならびに「中間圈界面惑星規模変動観測システム」計画(PSMOS)(いずれも1996年7月の国際太陽地球系物理学委員会(SCOSTEP)総会で推進決議)に対応した国内研究を,平成10年度から6ケ年計画の「特定領域研究」として発足させるために,(1)研究実施計画書を完成し,(2)国際計画との間の調整を行うことを具体的目標とした. まずEPICの4つの副計画である「力学的結合」(レーダー観測,データ解析,モデリング),「化学的結合」(輸送過程,エアロゾル観測,オゾン・微量物質観測),「電磁力学的結合」(地上・衛星観測とこれに基くデータ解析・モデリング),「国際赤道大気研究センター創設」(既存観測設備のネットワーク化),ならびにPSMOSの3つの課題である「大気波動間の競合」(各種の大気波動相互および平均風との相互作用),「放射過程と力学の競合」(太陽放射による光化学過程と下層起源の波動による力学摩擦効果),「中間圈界面温度の長期トレンド」(温室効果による地球温暖化に伴う中間圈界面温度の変化)のそれぞれについて,研究分担者の情報・意見交換ならびに打合せを実施した.それらと並行してそれらを集約するための班長会議あるいは全体会議を7月,9月,10月,11月,1月および3月に開催した(10月は学会会場で旅費別途).その結果をもとに最終的には両国際計画を有機的に結合した単一の国内研究実施計画を立案し,これを記述した和文の「特定領域研究申請書」を完成させた.またこれまでの主要研究成果を集約した英文の冊子(4分冊)をも作成した.さらに国際計画と結合させるため,関連国際会議に研究代表者・分担者を派遣して本研究の成果を報告し,また3月の会議の際に外国の主導的研究者を助言者(研究協力者)として招聘した.
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