研究課題/領域番号 |
09610004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藁谷 敏晴 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (80136209)
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研究分担者 |
鈴木 美佐子 北海学園大学, 法学部, 助教授 (50242300)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 不完全性 / 集合 / 定義 / event / event-ontology / casal relation / is-a-relation / event type / object / 個別的因果文 / 法則文 / causal relation |
研究概要 |
本研究は、出来事に関する国内外の研究の状況や結果を詳細に検討し、出来事を自然に表現し処理する論理言語体系として具体的に展開、構築した。また、構築された論理言語体系をもとに、出来事に関する推論体系の研究に対して本質的拡充となる、因果的命題を含む推論の分析をさらに進めた。 また、本研究の主たる成果は次の通りである。 1 標準的論理計算体系を拡張して「出来事」を扱える体系を構築した。この体系では「出来事」が自然に扱えるという点で、従来の論理体系よりも勝っていると主張できる。 2 構築された体系で特徴的な点は、それが通常はGoedel numberなどの数論等の外的deviceを必要としないように、「命題の名前」が構成できることである。それにより、真理述語が論理内部で定義できることが示された。 3 こうして構築された体系では「命題」に「単称命題」と「一般命題」が区別できることが示された。これにより「命題の内容と形式の 1-1 対応に関する問題」を解決するための一般的方法が確立された。
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