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日本人の「異文化間能力」に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610149
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関大阪国際大学

研究代表者

山岸 みどり  大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (20211625)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード異文化間教育 / 異文化理解教育 / 国際理解教育 / 異文化間コミュニケーション / 海外体験 / 異文化間能力 / 異文化体験 / グローバル教育 / 海外派遣員の資質 / 国際化 / SIMSOC
研究概要

日本においては、近年、「国際的に貢献できる人材の育成」という課題がますます重要となってきており、「教育の国際化」が推進されている。しかし、国際理解教育や多文化教育は、社会的な要請や理想主義的な理念に導かれて生まれた教育プログラムであるため、実証された理論や学習モデルが欠けている。本研究は、異文化環境下で仕事や勉学の目標を達成し、文化的・言語的背景の異なる人々と好ましい関係をもち、個人にとって意味のある生活を可能にするための能力や資質を「異文化間能力」ととらえ、その概念や構造を明らかにし、日本人の「異文化間能力」を高めるための方策を探ることを目的としている。本研究は、文献研究と実証的研究の2種類から構成されている。文献研究は、心理学、米国の統合教育に関する評価研究、異文化トレーニング・異文化コミュニケーションの3つの分野を概観し、(1)異文化間能力の構造を明確化し、(2)異文化接触過程とそのインパクトに関する理論モデルについて検討した。実証的研究では、(1)異文化接触を体験した社会人や国際援助・協力のボランテアから得られた、日本人が言語や文化的背景の異なる人々と仕事やボランテア活動をする際に求められる資質についての質的データーの分析、(2)山岸ら(1992)の「異文化対処力」の測定モデルを発展・検証するための基礎研究、(3)模擬社会ゲームの体験内容の検討、を行った。文献的研究と実証的研究結果の統合的な考察に基づき、「異文化間能力」についての理論モデルを提案した。本研究の知見は、他国についての理解から多文化共存へとその目的が変化しつつある日本の国際理解教育の実践のあり方やその効果の測定方法についての示唆を与えるものである。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 山岸みどり: "異文化リテラシーと異文化間能力" 異文化間教育. 11. 37-51 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 吉野絹子・山岸みどり: "SIMSOC(模擬社会)におけるゲーム展開と社会的態度" 経営情報研究. Vol.5. 72-99 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 吉野絹子・山岸みどり: "SIMSOC(模擬社会)におけるゲーム展開と国勢指標" 経営情報研究. Vol.6. 91-108 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yamagishi, M.: "Intercultural Literacy and Intercultural Compecence" Intercultural/Transcultural Education. No.11. 37-51 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshino, K.& Yamagishi, M.: "Gaming Processe & Students' Social Attitudes in Simulated Society (SIMSOC)" Keieijoho Kenkyu. Vol.5. 72-99 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshino, K.& Yamagishi, M.: "Gaming Processes of a Simulated Society-A report of two cases-" Keieijoho Kenkyu. Vol.6. 91-108 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 吉野絹子・山岸みどり: "SIMSOC(模擬社会)におけるゲーム展開と社会的態度変容" 経営情報研究. Vol.5 No.1. 211-237 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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