• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

青少年のギャンブリング行動に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610150
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

安藤 明人  武庫川女大, 文学部, 助教授 (70159523)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードギャンブリング行動 / 青少年 / コントロール欲求 / コントロール錯覚 / 行動学的観察
研究概要

平成9年度においては,大学生男女385名を対象として,ギャンブルおよびギャンブル的要素を含んだゲームとの接触状況およびギャンブルに対する認知に関するアンケート調査を行った。
接触状況および認知を調べた対象は,パチンコ,競馬,競輪,競艇,宝くじ,ナンバーズ,麻雀,ル-レット,スロットマシーン,ビデオポーカー,クレーンゲームの11種類で,そのうちの競輪と競艇を除く9種類については,それらの「勝利期待度」「興奮度」「攻略感」「健全度」「おもしろさ」からギャンブルおよび擬似ギャンブルゲームに対する認知を調べた。また、自分の力で結果をコントロールしたいという欲求の強さを測定するコントロール欲求尺度(安藤,1995)も同時に実施した。
その結果,ギャンブルおよび擬似ギャンブルゲームに対する接触頻度に関しては,女子と比較して男子の方が高い傾向にあった。しかし比較的よく接触している者であっても,その程度はいわゆる「社会的ギャンブラ-」の範囲内にとどまっており,それによってさまざまな問題行動を引き起こしているような「病理的ギャンブラ-」は,この調査ではみられなかった。また,コントロール錯覚等の認知的歪みにより,ギャンブルに嗜癖している者もみられなかった。その意味において,対象となった大学生は,全体として,ギャンブルに対して健全な現実認識をもっており,それに対する態度もレクリエーションとしての枠を踏み越えない,健全な態度を保っていることが明らかになった。
したがって今後は,ギャンブルによる問題行動を現実に示している,病理的ギャンブラ-の分析を中心に研究を展開する必要のあることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi