研究課題/領域番号 |
09610171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
橋爪 大三郎 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10218399)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 権力 / 言語ゲーム / 子解 / <言語>派社会学 / ミクロマクロリンク / 理論社会学 / パワー / 社会理論 |
研究概要 |
研究の前提として、文献調査を行なった。アメリカ合衆国の博士学位論文から30点あまりの権力関連研究を選びだし、精査した。この結果、権力研究の最新の動向が明らかになった。それらは大別して、政治権力の作動の実態をアメリカ行政機関の内部で実証するもの、ミクロ場面での権力の作動をエスノメソドロジーなどの方法を使って探るもの、権力概念の叙述のされ方や歴史的発展を文献のなかにさぐるもの、に三分された。これらの業績を理論社会学の古典と照合するなかから、本研究の基本方向が固まった。 つぎに、研究の中核部分である、権力の理論社会学的考察を試みた。権力のフォーマライゼーションとしては、予期理論、社会システム理論、ゲーム理論などにおける権力概念の限界を指摘しつつ、ミクロ・マクロ・リンクの特殊場合として権力概念の再構築をはかった。権力体験→権力に言及する仕組み→権力の実態視→権力の制度、と展開するロジックを、ほぼたどることができた。この再構築は、ウェーバー、パーソンズ、ルーマンの権力研究を踏まえつつ、権力の概念を比喩やアナロジーから離れて、厳密かつ精確に再構成するものである。 なおこの研究は、さらに継続して発展中であり、その成果は『言語派社会学の原理論』(仮題)として近く洋泉社から刊行の予定である。
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