研究課題/領域番号 |
09610182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
野邊 政雄 岡山大学, 教育学部, 助教授 (90218347)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 社会的ネットワーク / ソーシャル・サポート / 主観的幸福感 / モラール / 高齢女性 / 高梁市 / 岡山県 / 高齢者 / 社会的支援ネットワーク / 生活満足感 / 社会関係 / 人間関係 / 生活問題 |
研究概要 |
平成9年度に岡山県高梁市に住む65歳以上80歳未満の高齢女性約600人を対象に、社会的ネットワーク(親族関係、近隣関係、友人関係、職場仲間関係など)、ソーシャル・サポート(具体的には、高齢女性は誰からどのような支援を受けられるか)、集団参加、モラール(前向きに生きる意欲)に関する調査を実施した。調査票に記入の不備が多かったので、野邊が平成10年度に調査対象者を訪問し、聞きもらした質問などを聞いた。その際に、調査対象者にライフヒストリーの聞き取りもおこなった。また、平成10年度には標本調査のデータをコンピューターに入力する作業をおこなった。平成11年度にはデータを分析し、社会的ネットワーク、ソーシャル・サポート、集団参加、モラールに影響を及ぼしている要因を追究し、結果を「『高梁市高齢女性のパーソナル・ネットワークと主観的幸福感調査』の基礎分析」という論文にまとめた。次に、野邊は平成11年度にも調査対象者の一部約100人を訪問し、社会的ネットワーク、ソーシャル・サポート、モラールについて詳細な聞き取りをおこなった。また、高梁市役所の職員や同市の民生委員にも聞き取りをおこなった。これらの結果をまとめて、「高梁市の高原部に住む高齢女性の暮らし」という論文を執筆した。 この調査で判明した興味深い発見は、次の点である。高梁市に住む高齢女性の子どもの少なくとも一人は、たいてい、岡山市、倉敷市、総社市といった近くに住んでいるか、高齢女性は子ども夫婦と同居しているということである。別居していても、近くに住む子どもは高齢女性を頻繁に訪問し、家事や農作業を手伝っていた。こうした支援のおかげで、過疎化や高齢化が進んでいる高原部においても、高齢女性は住み続けることができる。
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