研究課題/領域番号 |
09610193
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
三原 博光 山口県立大学, 看護学部, 助教授 (10239337)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 老人 / 行動変容アプローチ / 文献 / 言語訓練 / 言語的賞賛 / 身体的接触 / 随伴性刺激 / 行動変容 / 行動療法 / 言語的行動 / 特別養護老人ホーム / 被害妄想的表現 / 言語 |
研究概要 |
まず、アメリカの老人学や行動療法の雑誌のなかで、行動療法を用いた老人の介護の報告を取り上げ、そのなかから研究動向をさぐることにした。その結果、調査報告は、(1)先行刺激による処遇、(2)随伴性刺激操作による処遇、(3)パッケージによる処遇、に分類されることが分かった。 このような文献の傾向を踏まえて、特別養護老人ホームで生活する87歳の女性の老人の言語的表現の増加を目標に介入を行った。この老人は施設で生活を始めた頃は、他の入所者や施設スタッフと日常的会話もみられたが、最近、この老人には、言語的表現がほとんどみられなかった。もしも彼女に言語的表現がみられたとき、介入者は、随伴性刺激として、言語的賞賛と身体的接触を行った。その結果、6か月後の介入後、以前よりも、彼女の言語的表現数が増加した。 この事例から、老人の言語指導などには、行動変容アプローチが役立つことが分かった。
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