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韓国・在日コリアンの親族ネットワークと先祖祭祀

研究課題

研究課題/領域番号 09610208
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関明治大学

研究代表者

孝本 貢 (考本 貢)  明治大学, 商学部, 教授 (60101333)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード先祖祭祀 / エスニック・アイデンティティ / 韓国 / 親族集団 / 移住 / 在日コリアン / 民族 / 墓 / 家族 / 親族ネットワーク / 社会移動 / 墓地 / 親族会 / 郷友会 / 社会的ネットワーク
研究概要

1。在日コリアンの日本への移住過程、さらには、日本社会の生活史についての聞き取り調査を行った。その結果、戦前に移住者の場合においては、10代後半に移住し、様々な職種を遍歴しながらも、必ずしも安住を志向したものではなかった。しかし、戦後の朝鮮社会の混乱などにより、日本社会へ定住も求めるようになっていった。一方、戦後の移住者は朝鮮社会の混乱を逃れ、定住を求める者、出稼ぎ的移住など多様な形態があることが解明できた。
2。日本社会に長期にわたる定住が予測されるようになり、日本社会での在日コリアンのネットワークの形成、さらには郷里とのネットワークが課題として登場してくる。それが、ひとつには親族会の創設、またひとつには同郷里の出身であることを媒介にした郷友会の組織化が1960年代から活発になっていく。それらの組織は生活相互扶助の機能を持つとともに、それらの組織が日本での先祖祭祀を支える基盤になり、さらには郷里での先祖祭祀を橋渡しする機能を持つようになることが明らかになった。
3。一方、2世、3世が日本社会に永住していくようになり、先祖祭祀の維持が課題になり、郷里での墓地の新設、日本社会での墓地を求める動きとなっていく。今年度の調査ではそうした動向に焦点を定めて実態調査と、郷里である済州島の先祖祭祀の実態について、済州大学の研究者と情報交換を行った。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 考本貢: "宗教と現代社会(ハングル)(「在日コリアン社会と先祖祭祀」)" 玄石権圭植博士定年記念論文集刊行委員会, 516 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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