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19世紀イギリスにおける教育ジャーナリズムと学校体罰事件

研究課題

研究課題/領域番号 09610241
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関東京大学

研究代表者

寺崎 弘昭  東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60163911)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード教育雑誌 / 学校体罰 / 新聞報道 / トマス・ホープリー / ジョセフ・ペイン / 教育ジャーナリズム / 19世紀イギリス
研究概要

イギリスの専門的〈教育ジャーナリズム〉は、19世紀初頭に萌芽を見せその後半期にほぼ確立して20世紀へと展開していく。本研究は、19世紀イギリスにおいて教育事件が専門的教育雑誌=〈教育ジャーナリズム〉でどのように扱われてきたか、ということを一般新聞報道との対比で分析することを目的とした。そのさい、とりわけ、教育事件の一つとしての学校体罰事件、とくにイギリス学校体罰判例の原型に位置づく1860年ホープリー事件をめぐる報道・論評の分析を中心とした。
そのために、19世紀教育雑誌に関する書誌的基本研究Laadan Fletcher, The Teacher′s Press in Britain 1802-1888,1978.をベースにして、それが扱った61種の教育雑誌のうち1860年時点で発行されていた12種の記事全てを通読し分析するとともに、地方新聞および主要な英国新聞におけるホープリー事件関連記事を収集・分析した。
その結果、ホープリー事件が当時きわめてセンセーショナルな事件として新聞報道で詳細にとり挙げられ論評されたものであったこと、および、そうした新聞報道との比較で、教育雑誌のスタンスが非常に防御的な傾向を顕著に有していたことを明らかにした。また、「英国初の教育学教授」ジョセフ・ペインが体罰論議の教育学的定型を創出していたことを摘出し分析した。
以上の成果は、「1860年イギリス学校体罰死事件に関する報道と教育論評-ホープリー事件裁判の教育史的再構成一(2)」(『東京大学大学院教育学研究科紀要』第38巻、1999年)で公表され、最終年度報告書としてまとめられた。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 寺崎弘昭: "1860年イギリス学校体罰死事件に関する報道と教育論評" 東京大学大学院教育学研究科紀要. 39. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TERASAKI Hiroaki: "Newspapers and Educational Journals on School Corporal Punishment in Nineteenth Century England, Part II" Bulletin of the Graduate School of Education The University of Tokyo. Vol.38. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 寺崎弘昭: "1860年イギリス学校体罰死事件に関する報道と教育論評-(2)" 東京大学大学院教育学研究科紀要. 38. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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