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京都における「新教育」半世紀

研究課題

研究課題/領域番号 09610286
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関立命館大学

研究代表者

小山 静子  立命館大学, 文学部, 教授 (40225595)

研究分担者 小股 憲明  大阪女子大学, 人文社会学部, 教授 (70117919)
伊藤 武夫  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (60018794)
菅井 凰展  立命館大学, 文学部, 教授 (70071230)
山口 和宏  近畿大学, 教職教育部, 専任講師 (20298988)
中村 隆文  神戸女子大学, 文学部, 教授 (20288260)
鈴木 良  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70179274)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード総合制 / 小学区制 / 教育委員会 / 新制中学校 / 高校三原則 / 家庭科男女共修 / 男女共学 / 戦後教育 / 男女共修家庭科 / 青少年条例 / 生徒会 / 不良・非行
研究概要

京都の教育は、高校三原則(総合制、小学区制、男女共学制)の長期間にわたる存在に象徴されるように、社会的に高い評価を与えられてきた。しかしその割には実態が不明瞭であり、京都の教育がどのような課題を抱えていたのか、これまであまり論じられてこなかった。そこで、主に中等教育に焦点をあて、京都における戦後教育のあり様を総合的に把握するために、以下のテーマにしたがって研究を進めてきた。そのテーマとは、新制中学校の整備状況と教育・学習活動、総合制の下での職業教育の実態、高等学校における小学区制の実施経緯とそこでの問題点、旧教育委員会法の下での京都市・京都府の教育委員会の活動、高等学校における家庭科の男女共修問題、高等学校の学科家庭科の実施状況、青少年に対する「健全育成」施策、高等学校の生徒会・ホームルーム活動などであり、これらについて検討を加え、当時の教育実態を解明した。そしてそのことを通して、たとえば、府当局が戦後一貫して、総合制や小学区制を守るべき価値として認識していたわけではなかったこと、総合制には職業教育の不十分さという問題があり、職業課程の生徒は犠牲を強いられていたこと、小学区制には学校間格差が生じない代わりに、学校内における生徒の学力格差が存在するという問題があったこと、戦後教育改革が最初から確固たるものとして実施されたわけではなく、新制の中学校や高等学校が定着していくには、数年間の「揺れ」の時期を経なければならず、安定した状況は1950年代に入ってから見られるようになることなどが明らかになった。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 菅井 凰展: "発足当初の公立新制中学校-独立校舎の確保をめぐって" 立命館教育科学プロジェクト研究シリーズ. 3-35 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 山口 和宏: "戦後京都の高等学校における「総合制」の理念と現実" 立命館教育科学プロジェクト研究シリーズ. 37-63 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小山 静子: "高等学校における男女共学の実現とその課題" 立命館教育科学プロジェクト研究シリーズ. 65-88 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小山 静子: "京都府議会における高校教育論議-1960年代前半における高校生急増への対応" 立命館教育科学研究. 13. 27-42 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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