研究課題/領域番号 |
09610328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松井 洋子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (00181686)
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研究分担者 |
松方 冬子 東京大学, 史料編纂所, 助手 (80251479)
浅見 雅一 東京大学, 史料編纂所, 助手 (60222600)
五野井 隆史 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70013282)
前田 伸人 東京大学, 大学院・総合文化研究科・教養学部, 助手 (70302833)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 目録データベース / 文書一点毎詳細目録 / バタフィア発信書翰控簿 / オランダ商館長日記 / アジアのイエズス会士 |
研究概要 |
本研究は、東京大学史料編纂所がマイクロフィルムで蒐集した日本関係の欧文史料の目録作成及びデータベース構築を進め、史料の利用を促進するとともに、データベースの項目、検索方法、相互関連など具体的な構築方法について、史料を研究に利用する立場からの検討を行なうことを目的とした。対象としたのはオランダ語史料と南欧語史料である。 オランダ語史料については、オランダ国立中央文書館(ハーグ市)が所蔵するオランダ東インド会社文書のうち、アジアにおける本店機能を果たすバタフィアから日本を含む各地の商館へ送られた文書を含む「バタフィア発信書翰控簿」(1621-1792)について、1621年から1686年まで約12500件のデータを入力した。データの蓄積により、文書の伝達、伝存の構造を分析することも開始した。その他の目録未刊の蒐集フィルムについては、公開促進のため簿冊あるいはフィルム毎の概略を、『東京大学史料編纂所報』に収載した。 南欧語史料についてはアジュダ図書館(ポルトガル・リスボン市)所蔵の写本集「アジアのイエズス会士」について、マイクロフィルムの整理作業を行ない、16世紀の後半から17世紀前半を中心とした時期の日本・中国・東南アジアからの報告などを集めた部分について、写真焼付けを作成し、文書一点ずつの詳細目録を作成した。同写本集は収録年代、地域に広がりがあるため、目録化により研究のための利用が格段に促進されると考えられる。 上記の目録化、データベース化の作業の完成が今後の課題である。
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