研究課題/領域番号 |
09610353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 名古屋芸術大学 (2000) 名古屋自由学院短期大学 (1997-1999) |
研究代表者 |
岸野 俊彦 名古屋芸術大学, 教養部, 教授 (80123355)
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研究分担者 |
西田 真樹 桜花学園大学, 人文学部, 教授 (60022381)
鈴木 重喜 正眼短期大学, 宗教科, 助教授 (40261101)
松田 憲治 名古屋芸術大学, 教養部, 助教授 (00123357)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 尾張藩 / 支配構造 / 総合化 / 藩社会 / 所付代官所 / 豪農 / 林政改革 / 上方の尾敷 / 江戸での儀礼 / 支配機構 / 地誌 / 三河田原藩日記 / 尾張膝栗毛文芸 / 秦鼎 / 中西家 / 村役人 / 伊那谷 / 二重封臣制 / 地域ネットワーク / 給人の領主権 / 国学的政治勢力 / 洋学的政治勢力 |
研究概要 |
本研究は、尾張藩研究の現状が、個別「分野史」に偏り、また「自治体史」により総合化の視点が分断された状況を克服し、個別分野史を総合的に捉えること、現代の自治体によって分断され見えにくくなっている尾張藩という個別藩を近世社会の実際の結び付きの中で、出来る限り総合的に復元するという最も原初的方法によって明らかにすることに力点を置いた。本研究上の意義は、方法論的にはこうした素朴な方法こそが、現在の個別藩研究の上では「新しい」方法であると提起するところにあり、「総合化」をキーワードに研究を統合するところにある。同時に大学等研究機関に所属せず、地域に密着して研究に従事する研究者を組織し、これまで蓄積された個々の知見を「総合化」のキーワードの下に研究内在的にも「総合化」し、新たな研究上の成果の構築に寄与する組織を恒常的に編成することである。上記二つの研究上の意義は支配構造に限らない尾張藩の地域社会や文化構造も視野に入れた新しいスタイルの個別藩研究の成果として『尾張藩社会の総合研究』(2001年3月20日刊、清文堂出版、総頁数600頁)として完結した。
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