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記号・文字・印を刻した須恵器の集成

研究課題

研究課題/領域番号 09610415
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 考古学(含先史学)
研究機関奈良国立文化財研究所

研究代表者

巽 淳一郎  奈良国立文化財研究所, 飛鳥藤原宮跡発掘調査部, 遺構調査室長 (10110090)

研究分担者 玉田 芳英  奈良国立文化財研究所, 平安宮跡発掘調査部, 主任研究員 (90188425)
深澤 芳樹  奈良国立文化財研究所, 飛鳥藤原宮跡発掘調査部, 主任研究員 (40156740)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード須恵器 / ヘラ記号 / ヘラ書き文字 / 刻印 / 陶印 / 土製印 / 調納制 / 産地同定 / 須恵器窯 / 窯 / 延喜式
研究概要

当初、全国的規模で、かつ時代も幅広く近世までを対象に資料の収集にあたった。しかし、膨大な情報資料から該当する資料を探索するのに時間を要し、研究期間中には、とうてい達成できないことがわかり、時代を藤原京直前期から平城京期に、地域は延喜式に規定の須恵器貢納国と大規模須恵生産地に限定し、資料の内容充実を計った。平成11年度は、補足的な収集を加えると伴に、収集資料の整理検討を行い、報告書の刊行にあたった。以下はそれぞれの資料について成果の概要を述べる。
1.ヘラ記号資料 合わせて2万件以上の資料カードを作製。このうち藤原京直前期から平城京時代の都城出土のヘラ記号をデータ化し、公表することにした。また、各地出土資料との比較検討の結果、都城出土須恵器の産地同定にあたって、ヘラ記号は有効な判断材料で具体的な窯まで特定できることを確認した。
2.文字資料 ヘラ記号に較べると数量は少ないが、当該時代の主要な資料はほぼ収集できた。焼物に刻まれた文字の字義の変遷はついては、平安時代以降の資料収集が不備のため、総合的に論ぜられず、今後の課題となった。7世紀末から8世紀代の資料については、充分な検討を重ね、それらは須恵器調納制の成立と調納制の崩壊と深く関わっていることを確認した。
3.刻印資料 該印資料は更に少なく、土師器に刻されたもの、陶製、土製印も合わせて収集した。刻印資料も文字資料と同様な意義を持ち、調納制の弛緩とともに印字内容も変化することを確認した。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 巽淳一郎: "古代の焼物調納制に関する研究"森郁夫先生還暦記念論文集 瓦衣千年. 617-623 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Junichiro Tatsumi: "The study of ancient collect-system of the ceramic."Gai Sennen. 617-623 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 巽淳一郎: "古代の焼物調納制に関する研究"森郁夫先生還暦記念論文集『瓦衣千年』. 617-623 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 巽 淳一郎: "須恵器の調納制に関する覚書" 季刊明日香風. 70. 12-16 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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