• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

奄美諸島方言と南九州方言の対照方言語彙論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610428
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国語学
研究機関広島大学

研究代表者

町 博光  広島大学, 教育学部, 教授 (10116668)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード奄美諸島方言 / 本土方言 / 対照研究 / 語彙 / 目 / 身体部位称 / 中核的意味 / 派生的意味 / 対照 / 南九州方言 / 鹿児島県方言辞典 / 同質性 / 異質性 / 方言語彙 / 記述語 / 対応語
研究概要

奄美諸島方言と南九州方言との語彙の対照研究を通して,日本の二大方言である本土方言と琉球方言の異質性と同一性を明らかにすることが本研究の目的であった。そのために,南九州方言と奄美諸島各地で,身体部位称語彙の調査をおこない比較考察した。
従来の語彙研究では,たとえば琉球方言のmi:には,本土方言の「目(め)」をあててことたれりとしていたが,その内実は単純ではない。本研究では,目の複合語や慣用句まで,目に関わる表現すべてを対象にして抜き出し考察を進めた。その結果,「目」の意味が観念的であるのに対して,琉球方言では,「目」そのものの部位の機能を残したまま把握のしかたをしていることが多い。「目から火が出る」「目を三角にする」「目の色をかえる」「目尻がさがる」「目をふせる」「目もくれない」などの,「目」の中核的意味からの比喩的派生的言いかたが,本土方言(全国共通語)ではさかえている。それに対して,琉球方言では,mi:turarjun(目をとられる→目が眩む)mi: utigikunajun(目が落ちそうになる→注目する)など,身体部位としての「目」の意味が残っている。
本土方言の「目」と琉球方言のmi:(目)には,われわれの想像以上の差が見てとれる。
身体部位称全般にわたっての,このような観点からの対照研究が求められる。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 町 博光: "対照方言語彙論の展開"方言語彙論の方法. 135-147 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiromitsu, Machi: "Practice of Pialect Contrastive Lexical Studies"Hougen Goiron no HouHou. 135-147 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 町博光: "対照方言語彙論の展開"方言語彙論の方法. 135-147 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi