研究概要 |
1,データベース作成の準備と方法 (1)基本となる底本を定め校本を作る。王朝漢詩は、日本詩紀国刊行会本を底本に、内閣文庫本、川口文庫本を参考とした。漢文は本朝文粋註釈本を基礎に身延山本を参考とした。 (2)王朝漢詩データに、後藤昭雄編「日本詩紀拾遺」を加えた。 (3)基本入力はOCRによることとし、Vzエディタを用いるデータベース作成システムを構築した。 (4)外字の処理は、「今昔文字鏡」(文字鏡研究会)を用いてユニコード番号で表示した。 2,作成データベース (1)王朝漢詩(日本詩紀)電子化テキストデータベース (2)王朝漢文(本朝文粋)電子化テキストデータベース (3)王朝漢詩(日本詩紀)については、出典となる各別集での作品番号を示し、また日本詩紀の巻・作者・作品の順に7桁から成る作品番号でコード化した。 3,公開方法 (1)石川工業高等専門学校情報処理センターサーバによるオンライン公開 (2)王朝漢詩電子化テキストのプリント版による公開 4,今後の課題 (1)テキストデータベースについて、さらにより良質で使用の便宜のよいファイルに向上させること。 (1)電子版テキストの検索等の利用が困難な利用者向けに、王朝漢詩総索引を作成すること。
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