• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

『狐物語』大写本の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610504
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 仏語・仏文学
研究機関広島大学

研究代表者

原野 昇  広島大学, 文学部, 教授 (80069161)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードフランス文学 / 中世 / 文献学
研究概要

フランス中世の傑作『狐物語』を伝える写本として,ヨーロッパおよびアメリカ以外にあるものとしては唯一の写本である,広島大学所蔵のt写本(広島大学付属図書館184624番[953/R-16])を総合的に研究するために,平成9年度はまず当該写本に用いられている羊皮紙の作成年代を推定することから始めた。続いて平成10年度にはt写本に含まれている第II枝篇と第III枝篇とを採録している全ての写本との校合を行った。すなわち,t写本以外で第II枝篇と第III枝篇とを採録している写本はC,M,n,O,H,I,B,K,L,N,D,E,F,Gである。
これらのテクストとt写本のテクストとを比較照合した結果は,「『狐物語』t写本の総合的研究研究成果報告書」(平成11年4月)に所収の参考資科(1)および(2)を参照。
t写本が『狐物語』の写本系統分類においてはγ系統に属するものであることはすでに指摘されているが,t写本のさらに詳細な特徴の究明が必要である。そのための基礎資料として,本研究から得られた成果は大いに有効である。
できれば,その他の『狐物語』写本の羊皮紙のAMS放射性炭素同位体年代測定法による年代測定を行うことが望ましいが,これらの写本がそれぞれフランス,イギリス,イタリア,アメリカの公立図書館に所蔵されていることからすれば,その実現は容易ではなかろう。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Noboru HARANO: "Manuscrit t du Roman de Renare (1)" 広島大学文学部紀要. 58. 197-216 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Noboru HARANO: "Mannscit t du Roman de Renart (1)" The Hiroshima University Stadies Faculty of Latters. Vol.58. 197-216 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Noboru HARANO: "Manuscrit t du Roman de Renart (1)" 広島大学文学部紀要. 58. 197-216 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi