研究課題/領域番号 |
09610507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
仏語・仏文学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
福本 直之 創価大学, 総合文化部, 教授 (50063904)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 年代記 / ジョルジュ・シャトラン / マチュー・デクーシ / オリヴィエ・ト゜・ラ=マルシュ / 「狐物語」 / ジャンヌ・ダルク / 決斗裁判 / 文体論 / オリヴィエ・ド・ラ=マルシュ / 『狐物語』 / オリヴィエ・ド・ラ・マルシュ / マチューデクーシ / 「決斗裁判」 / フランス文学 / ヨーロッパ中世 / Roman de Renart / Jeanne d′Arc / Georges Chastellain |
研究概要 |
交付申請書において具体的テーマとして示した1)中世文学作品と年代記の間に見られる類似性についての実証的研究の一つとして、申請者のライフワークである「狐物語」と十五世紀の年代記作者を代表するジョルジュ・シャトラン、マチュー・デクーシ、オリヴィエ・ド・ラ=マルシュの記述との比較検討より得た成果の一部をまとめて、国際動物叙事詩学会並びに日本フランス語・フランス文学会において口頭発表し、それに加筆訂正を施した上で本学論集に発表している。文学と歴史学の中間に位置するとも言える年代記に関しての語学、文学、文献学的観点からの多角的考察を今後も進めて今までほとんど顧みられることの少なかったこの分野の研究に諸外国に先んじて先鞭をつけたいと願っている。2)年代記を中心とした個人言語の性格と文体論的特性に関しては、従来より注目していたジャンヌ・ダルクの言語を取り上げた。ジャンヌ・ダルクに関する数多い研究の中でも言語を研究の中心にすえたものはほとんどないため、このテーマは各方面より大いに注目を浴びた。現在までにジャンヌ・ダルクが残した書簡の文体的特色に関する考察を完了して、日本文体論学会で口頭発表の上、同機関誌に論文を発表している。当研究はオルレアン市立ジャンヌ・ダルク研究所の協力を仰いで更に各分野での問題点の検討にうつっている段階である。
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