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労働法から見た現代学生像

研究課題

研究課題/領域番号 09620047
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会法学
研究機関金沢大学

研究代表者

前田 達男  金沢大学, 法学部, 教授 (80031847)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード学生像 / アルバイト / 大卒労働市場 / 企業社会 / 高等教育システムの発展段階 / 労働法教育 / 大学生像 / 学生アルバイト / 企業社会の論理 / 高等教育の発展段階 / (学生)アルバイト / 労働法リテラシー / テンポラリー・ワーク / 高等教育機関の多様化
研究概要

本研究において、学生は労働法との関係では、2つの局面で把握される。第1は、在学中の労働、非正規雇用のアルバイトであり、第2は、正規雇用への離陸、就職である。
第1の局面に関しては、求人情報入手手段・経路、(労働)契約締結過程、就業職種・形態、就業時間数・時間帯、賃金形態と計算・支払方法、トラブル事例、離職、労働法リテラシーなど、アルバイトを介しての労働世界、社会への参加について、学生に対して体験レポートの提出を求めるなど、その実態把握に努めた。レポートの幾つかは参考資料として収録するとともに、学生・高校生に対する特別講義の教材としても活用した。
第2の局面に関しては、実際に行われた就職活動の体験報告などを収集する一方、中等教育終了労働市場などとの比較研究も行い、大卒労働市場についてその問題点を洗い出した。つまり、高等教育のマス、ユニバーサル化は、産業構造・就業構造の変化ともあいまって、学生を「チープ・レーバー」あるいは基幹的な労働力として労働市場に登場させている。しかし、法制度の描く学生像は「エリート」段階にとどまっており、法と現実との間にはおおきな乖離がある、ということである。
本研究の今後の展開としては、学生に対する大学側の対応(生活指導、就職相談、教養教育の改革など)と合わせて、学生に対する労働法の助力、労働市場の公的規制のあり方、その制度設計について試論する。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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