研究概要 |
研究代表者が、文献調査及び日本国内で政府・財界・業界関係者及び中国、米国の研究者や政府関係者とのインタビュー調査に基づき、平成9年度は主にアジア太平洋地域における中国を巡る日米関係に焦点を当てた研究を行い、平成9年5月には韓国の大田にあるPai Chai大学で行われた国際シンポジウムで“Prospects for Japan's Political Economy and its Role in the 21st Century"という論文を発表した。また、平成9年12月にメキシコのマザニロで開催された北米の国際関係学会(ISA)とメキシコの国際関係学会(AMEI)との合同国際会議で“Japan's China Perceptions and its Policies in the Alliance with the United States"というテーマの論文を発表した。その改訂版はThe Journal of International Political Economyの平成10年3月号(vol.1,no.1)に出版予定である。また、同論文は平成10年3月に米国のミネアポリスで開催されるISAの年次研究大会でも発表される。「アジア地域における地域主義的動向と日米関係」そのもののテーマについては、平成9年7月に開催された国際大学研究所の研究会で口頭で発表した。平成9年度には、研究課題に関係した4本の論文を出版もしくは出版予定である。さらに、研究課題に関連するテーマについて外務省・通産省・科学技術庁等の政府省庁の各種の研究大会や審議会において、これまでの研究成果を反映するかたちで意見発表をしてきた。
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