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AFTE(ASEAN自由貿易地域)とベトナム-ASEAN域内経済協力の新展開とASEAN10への胎動-

研究課題

研究課題/領域番号 09630057
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済政策(含経済事情)
研究機関立命館大学

研究代表者

西口 清勝  立命館大学, 経済学部, 教授 (20039465)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードASEAN / ベトナム / ASEAN10 / AFTA / AICO / AIA / アジア通貨危機 / EOI / ドイモイ / ASEAN緊急経済対策 / 輸出指向型工業化(EOI) / FDI(外国直接投資) / 輸出指向型工業化
研究概要

本研究の目的は、途上国間の経済協力として30年あまりの歴史を持つASEANが、90年代に入ると「拡大」と「深化」の目覚ましい新展開を見せるようになった背景を探り今後を展望することにあった。ASEANの「拡大」とは、従来のASEAN6(ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ)にインドシナ4(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)が加入して「ASEAN10」を形成することであり、「深化」とはAFTA(BBCスキーム、AICO、AIA等)により域内経済協力を強化することであった。この「拡大」と「深化」を繋ぐものとして、AFTAとベトナムの関係に焦点を絞り研究する計画を立てた。本研究開始した1997年はASEANへ結成30周年という記念すべき年に当たり、ベトナムと他のASEAN諸国との経済関係は一層緊密化するものと予想されていた。が、同年7月2日のタイ・バーツ切り下げによるアジア通貨危機の発生によりその予想も本研究計画も修正を余儀なくされた。そこで私は、まず第1にASEANを含む東アジアの経済が「奇跡」から通貨危機へと急展開する原因を究明し、次いで第2にそのアジア通貨危機の中でベトナムを加えた拡大ASEANが如何にして危機を克服しようとしているのかを明らかにするように努めた。第1の点に関しては、ASEAN諸国に倣ってベトナムも採用した輸出指向型工業化(EOI)戦略の限界を強調した。また、第2の点については、ベトナムのハノイで開かれた第6回ASEANサミットで提起された「大胆な政策」(ASEAN緊急経済対策)に注目した。このような修正を加えることによって、AFTAとベトナムという本研究のテーマの-アジア通貨危機を経ての-最新の局面に接近し、地域協力機構としてASEANが有する特徴を解明することができたと考えている。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 西口清勝(他)共著: "東南アジアの経済" 世界思想社, (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kiyokatsu NISHIGUCHI and others: The Economic Development of South-East Asia. Sekaishisou-sha, Kyoto, Japan, (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 西口清勝他(共著): "東南アジアの経済" 世界思想社, (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 西口清勝: "アジア通貨危機" 立命館経済学. 第47巻・第1号. (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 西口清勝: "<書評>中川信義編『イントラ・アジア貿易と新工業化』" 経済. 第31号. (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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