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有限群のコホモロジー論の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09640046
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関愛媛大学

研究代表者

佐々木 洋城  愛媛大学, 理学部, 助教授 (60142684)

研究分担者 木曽 和啓  愛媛大学, 理学部, 教授 (60116928)
野倉 嗣紀  愛媛大学, 理学部, 教授 (00036419)
木村 浩  愛媛大学, 理学部, 教授 (70023570)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード有限群 / コホモロジー論 / 表現論 / リース 2-群 / エクストラスペシャルp-群 / コホモロジー
研究概要

コホモロジー環を計算するうえでの基本的な理論を構築できた.すなわち,Carlson加群の直既約直和因子のvertex,加群に関する相対射影被覆とGreen対応との関係,Carlson加群とGreen対応との関係,p-ランク2の有限群のmod pコホモロジー環のproductiveな元からのパラメーター系の構成などを明らかにした.ここで,pは素数である.
ランクが2のp-群で,(1)中心は巡回群である(2)ランク2のどの基本可換部分群の中心化群が可換群であるようなPをSylow部分群として含む有限群で,ランク2のどの基木可換部分群のGにおける中心化群においても,Pにおけるその中心化群がSylow部分群であるような有限群Gのmod pコホモロジー環の考察に共通的に現れる加群の構成に戒功した.これにより,これらのコホモロジー環の考察は統一的に行うことが可能となった.
これらの応用として,第一に,Sylow2-部分群がwreathed 2-群である有限群のmod 2コホモロジー環を計算した.第二に,sylow p-部分群が位数p^3,指数Pのextraspecial p-群である有限群のmod pコホモロジー環を考察し,このコホモロジー環の構造を調べるための一般論を構成した.その例として,一般線型群GL(3,F_p),p>3,のコホモロジー環を決定した.このような有限群でそのmod pコホモロジー環が決定されていたものは他にはMathieu群M_<12>とGL(3,F_3)のみであった.(これらは同型なコホモロジー環をもつ)われわれの理論によれば,同じSylow p-部分群をもつ他の散在型の有限単純群のコホモロジー環も計算できるはずである.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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