研究概要 |
Mを閉複素多様体とするとき,アインシュタイン計量の存在に対する障害である二木不変量を一般化した拡張二木不変量の計算公式が, K.Tsuboi,The lifted Futaki invariants and the spinc-Dirac operators,Osaka J.Math.,vol.32(1995),207-225.において得られたが,この公式を導き出す方法を拡張することにより,概複素多様体に対して成り立つ不動点公式が得られた.これをまとめたものが次頁1の論文である.さらに,次頁2においては直線束のホロノミーがアインシュタイン=ケーラー計量の存在に対する障害となることを示した.次頁3,4においては,アインシュタイン=ケーラー計量の一般化である複素多様体上の定スカラー曲率計量の存在に対する障害であるBand-Calabi-Futaki不変量(これは積分不変量である)と他の幾何学的不変量との関連が与えられている.一方,積分不変量の性質を調べるための積分方程式に対する研究をまとめたものが次頁5,6の論文である. において得られたが,この公式を導き出す方法を拡張することにより,概複素多様体に対して成り立つ不動点公式が得られた.これをまとめたものが次頁1の論文である.さらに,次頁2においては直線束のホロノミーがアインシュタイン=ケーラー計量の存在に対する障害となることを示した.次頁3,4においては,アインシュタイン=ケーラー計量の一般化である複素多様体上の定スカラー曲率計量の存在に対する障害であるBand-Calabi-Futaki不変量(これは積分不変量である)と他の幾何学的不変量との関連が与えられている.一方,積分不変量の性質を調べるための積分方程式に対する研究をまとめたものが次頁5,6の論文である.
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