研究課題/領域番号 |
09640479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
佐藤 浩史 お茶の水女子大学, 人間文化研究科, 教授 (10017197)
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研究分担者 |
季村 峯生 山口大学, 理工学研究科, 教授 (00281733)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 反応性プラズマ / 衝突断面積 / 電子-多原子分子衝突 / イオン-原子衝突 / イオン・表面衝突 / イオン・原子衝突 / Alchemy / 電子-多原子分子散乱 / 電子状態 |
研究概要 |
我々は3個以上の電子を含む系でイオン・原子衝突の計算が可能なコードを開発した。衝突系の電子状態のエネルギーと波動関数の計算には"Alchemy"を用いる。"Alchemy"を用い基底にSlater型原子軌道を採用すると、非常に精度の高い波動関数を得ることができる。その波動関数を用いて衝突系の非断熱結合項の行列要素を計算するコードおよび結合方程式を解くコードを開発した。 このコードを用いAl^<2+>+He系で計算を行いより信頼できる結果を得た。これまでの多くの研究で、原子核の相対運動に直線軌道近似が使われている。我々は直線軌道による計算およびクローン軌道による計算を行い、軌道効果がかなり大きいことを明らかにした。また、Si^<4+>とHeの衝突の計算を行い満足が得られる結果を得た。今後、この研究で開発したコードを用い、C^<4+>+H、Cl^<7+>+Hなどいくつかの衝突系で計算を続行する。 我々は、10年程前に、電子-多原子分子衝突の研究おためにContinum Multiple Scattering法による計算コードを作成した。このコードおよびその後開発したコードを用いて、CH_4、CH_3F、CH_2F_2、CHF_3、CF_4、CO_2、C_2H_2、C_3H_8、C_3F_8などの多原子分子による電子散乱について研究を行った。そして、その成果をいくつかの学会誌に発表した。 今回は電子・原子衝突の研究に重点を置き、熱対流運動の数値シミュレーションについては調査にとどめた。熱対流運動の数値シミュレーションのコードを開発しているグループがあり、今後このグループとの共同研究を計画している。
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