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シランやメタンを含むファンデルワールス錯体の振動回転スペクトルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09640614
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 物理化学
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

川嶋 良章  神奈川工科大学, 工学部, 教授 (60131009)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードファンデルワールス分子 / フーリエ変換マイクロ波分光 / 回転スペクトル / 分子内回転 / シラン / フーリエ交換マイクロ波分光 / シラン錯体
研究概要

製作したフーリエ変換マイクロ波分光装置を用いて、CD_4…H_2OやGeH_4…H_2Oの回転スペクトルの測定を試みた。CD_4…H_2Oの回転スペクトルは測定されたが、GeH_4…H_2Oのスペクトルは現在測定できていない。また、CH_4…NOを試みたところ、多数の吸収線を測定したが、トランスおよびシスHONOとN_2O_3の回転スペクトルであった。次に、フーリエ変換マイクロ波分光法を用いて測定されているAr…SiH_4およびAr…SiD_4の回転スペクトルのパターンの違いについて考察した。シランの分子内回転と分子全体の回転との角運動量で合成されたコリオリ相互作用だけでは説明できず、アルゴン原子とシラン分子との間の伸縮振動を考えてポテンシャルの非調和性を距離のべき乗で展開し、実験値の回転スペクトルを合うように選ぶとAr…SiH_4の場合は-15乗となり、Ar…SiD_4では-9乗であった。Lennard-Jonesポテンシャルを用いてポテンシャルを展開すると-15乗は斥力に-9乗は引力となることが分かった。さらに、SiH_4…H_2Oで測定されたスペクトルを一般化された内部回転のハミルトニアンを直接計算機によって解くことで測定結果を説明することを試みた。シランと本分子がファンデルワールス力より強く結合しているために、SiH_4基が錯体で内部回転しており、そのポテンシャル障壁は約260cm^<-l>と見積もられた。また、LiBH_4およびNaBH_4での振動励起状態の回転スペクトルを解析し、最も低い二つの振動状態間のエネルギー差とコリオリ相互作用定数を決定した。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] E.Hirota: "Internal Motion in Lithium Tetrahydroborate LiBH_4" J.Molecular Spectroscopy. 181. 352-356 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] E.Hirota and Y.Kawashima: "Internal Motion in Lithium Tetrahydroborate LiBH4" J.Mol.Spectrosc.Vol.181. 352-356 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] E.Hirota: "Internal Motion in Lithium Tetrahydroborate LiBH_4" J.Moleculor Spectroscopy. 181. 352-356 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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