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置換活性なピラゾリルボレート金属錯体の創製

研究課題

研究課題/領域番号 09640675
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 無機化学
研究機関中央大学

研究代表者

山崎 博史  中央大学, 理工学部, 教授 (00087511)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードピラゾリルボレート金属錯体 / agostic相互作用 / X線結晶構造解析 / コバルト / ニッケル / ルテニウム / ロジウム / パラジウム / ジヒドロビス(ピラゾリル)ボレート錯体 / ヒドロトリス(ピラゾリル)ボレート錯体 / ルテニウム錯体 / コバルト錯体 / ニッケル錯体 / パラジウム錯体 / ロジウム錯体
研究概要

(1) ビス[ジヒドロビス(3,5-ビス(トリフルオロメチル)ピラゾリル)ボレート]コバルト錯体の合成を行い、X線構造解析を行った。コバルトは平面型に四つのピラゾリル基、そして軸位に二つのB-H基により配位され全体として歪んだ八配位構造をとっている。この構造は単純なピラゾリルや3,5-位にメチル基を持つピラゾリル誘導体が四面体構造を持つことと対比される。同じ様なB-H-Magostic相互作用を含む歪んだ八面体構造がニッケル錯体でも観測された。
(2) ビス(トリフェニルホスフィン)[ジヒドロビス(3,5-R_2-ピラゾリル)ボレート]ルテニウムヒドリド錯体(R=H,Me,CF_3)を合成した。いずれもB-H-Ru agostic相互作用をもつ構造であることをX線解析により明らかにした。これらの錯体のagostic相互作用の強さはMe>H≧CF_3の順に低下することをCOとの反応性に基づき考察した。
(3) ビス(トリフェニルホスフィン)[ジヒドロビス(3,5-R_2-ピラゾリル)ボレート]ロジウム錯体(R=H,Me,CF_3)を合成した。X線結晶構造解析により、いずれもB-H-Rh agostic相互作用を含まない平面四配位構造をもつことを明らかにした。
(4) η^3-アリルあるいはインデニル[ヒドロトリス(3,5-R_2-ピラゾリル)ボレート]パラジウム錯体(R=H,Me,CF_3)を合成し、X線結晶構造解析により構造を決定した。これらの錯体はいずれも溶液中でfluxionalな挙動を示すことをNMRにより明らかにした。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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