• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

自己組織化単分子膜の水素結合に基づく分子認識化

研究課題

研究課題/領域番号 09640691
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機能・物性・材料
研究機関九州大学

研究代表者

竹原 公  九大, 理学部, 助教授 (20128044)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード自己組織化単分子膜 / 分子認識 / 水素結合 / 電気化学
研究概要

環状構造を持つaza-15-crowm-5分子の側鎖にalkanethiolを導入し,thiol基を介して金電極表面上に単分子膜修飾を行った。修飾分子は,結合部位にカルボニル酸素を持つ分子(15C5O)とカルボニル酸素を持たない分子(15C5H)の2種類を合成した。これらの修飾電極における溶存Fe(CN)_6^<3->の還元反応が,修飾分子の種類や共存するアルカリイオンの種類により影響を受けることは既に報告しているが,このメカニズムについて詳細な検討を行った。具体的な研究内容を以下に示す。
● サイクリックボルタンメトリー(CV)測定ではアルカリイオンの種類により溶存Fe(CN)_6^<3->応答シグナルが変化したが,交流法によるインピーダンス測定ではアルカリの種類が変化してもインピーダンス応答の変化は見られなかった。
● CV応答のアルカリイオン依存性において,15C5Oと15C5Hでは挙動は異なったが,インピーダンス応答では大きな差は観測されなかった。
以上の結果をまとめると,CV応答は修飾膜や溶存アルカリイオンの種類により差が見られたが,インピーダンス応答では顕著な差は観測されなかった。この結果から,アルカリイオンと修飾膜との相互作用は膜表面に固定化された環状部分で生じていて,インピーダンスに影響を与える単分子膜内部はアルカリイオンによって変化しないことが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Takehara,他2名: "Ion-selective response of the azacrow-terminated self-assembled monolayer formed on a gold electrode." Electrochemistry. (発表予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 竹原公: "自己組織化単分子膜の機能化による分子認識" ぶんせき. (発表予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi