研究課題/領域番号 |
09640838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人類学(含生理人類学)
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
金澤 英作 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050648)
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研究分担者 |
近藤 信太郎 昭和大学, 歯学部, 講師 (60186848)
葛西 一貴 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (30169396)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 歯科人類学 / スンダドント / モンゴロイド / パプアニューギニア / 歯のサイズ / 歯列弓 / パプア・ニューギニア / 歯の形態 / 人類学 / 太平洋 |
研究概要 |
1.日本大学松戸歯学部の所蔵するパプア・ニュー・ギニア高地人の口腔模型を使用し、各種の計測を行った。 (1)結節型切歯:オーストラリア原住民に頻繁に見られる上顎切歯の発達した基底結節や棘突起について頻度調査を行った。その結果これら2形質については他の南太平洋集団同様、高頻度で観察された。 (2)非計測的形質:代表的な形質について頻度調査を行った結果、特に上記結節のほか、第6咬頭の頻度が極端に低いことがわかった。 (3)大臼歯の退化:下顎第1大臼歯の咬頭域面積について計測を行い、遠心地の咬頭がオーストラリア集団に比べて小さいことがわかった。すなわち、オーストラリア集団に比べ、大臼歯部の退化が著しいことが判明した。 2.中国少数民族のうち、特にスンダドントと関係する南方系の民族の口腔模型採取に関する調査を行った。5月に予備調査を行い、中国側対応者(吉学平氏:昆明古脊椎動物研究所)と調査について打ち合わせを行った。調査は平成12年2月に行われ、200個の口腔模型の採取と虫歯の頻度に関するデータを得た。模型は現在、鋭意計測中である。
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