研究課題/領域番号 |
09650130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械工作・生産工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
高田 昌之 電気通信大学, 総合情報処理センター, 講師 (10272759)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 自動化生産システム / 制御ソフトウェア / プログラム開発実行環境 / 知能化 / 組み合わせ最適化問題 / 組合せ最適化問題 / ソフトウェア開発実行環境 / エージェント指向 / 部品化 |
研究概要 |
本研究では、分散環境を構成する生産セルなどの要素を統合化する基盤技術としてのFA用ソフトウェア環境を試作し、分散協調型生産システムの実現やその知能化や高機能化のための統合的なFAソフトウェア開発規範を提案し、高い付加価値を持った生産管理や機器制御などの機能を持つFA用ソフトウェアの開発生産性を高め保守性の向上を図る事を目的とした。 この目的の為に、本研究ではGlue Logicと命名したFA制御用基盤システムを実際に構築し、ネットワーク上に分散処理システムを実現した場合における、効率的なプログラミングの作成法、ソフトウェアの再利用を容易にするプログラミングの方法論、エージェント間の通信の確実かつ簡便な実現方法などを行ない、さらには実時間での知的機器制御の可能性の評価などを現在も継続中である。 初年度には、まず将来のFMSを構成する核となる、製造セル制御用コンピュータのプロトタイプを作成した。また、基本的なアイデアやソースコードなどの成果物はInternet上で公開した。次年度には、本システムを用いて各種のアプリケーション開発を中心に行なった。生産システムの工程スケジューリングなどの組合せ最適化問題を、本構造をなす状態空間の内部をヒューリステイックな知識を用いて探索し、コストと勘案して受け入れられる性能を持った解を発見するシステムを、複数のエージェントの協調動作によって実現した。 この時に、実際にプログラミングを行なった人達から吸い上げた要求項目を検討し、試作システムに反映させる項目を決定した。
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