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故障監視・対故障処理システム構築のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650149
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関関西大学

研究代表者

矢野 章成  関西大学, 工学部, 教授 (40067533)

研究分担者 山口 智実  関西大学, 工学部, 助教授 (10268310)
樋口 誠宏  関西大学, 工学部, 教授 (50067732)
研究期間 (年度) 1997 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1998年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1997年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード監視システム / 機械音 / 自動搬送システム / 搬送スケジューリング / ニューラルネットワーク / 自律移動 / 群知能 / 創発システム / 搬送 / スケジューリング / 移動ロボット / 遺伝的アルゴリズム / 協調 / 自立 / 知的行動 / 自律 / モニタリング / 研削加工 / 共同作業 / 行動創発 / 音認識 / 学習
研究概要

近年,CIMの研究開発が進められ,様々な効果をあげている.しかし,今まで成されてきたCIMの研究は,そのほとんどが通常の正常運転の自動化が対象とされ,トラブル発生に対する監視システム,およびその後の処理システムは考慮されてこなかった.
そこで,本研究では,CIMなど生産工程全体の自動化にともない必要不可欠となる自動工程監視システムおよび自動トラブル処理システムの構築に必要な基本機能の開発を目的とし,主として,加工工程における監視システムの開発と,ジョブショップに対応でき得る知的な搬送システムの構築に取り組んだ.研究成果は以下の3つにまとめられる.
第1に,加工工程において加工機械が稼働時に発する機械音や加工時に発生する切削音を入力として,現在の稼動状態が正常かどうか,あるいは摩耗・欠損など切削工具の状態をオンラインで認識する自動監視システムの開発を行った.本研究では,各状態に応じて特徴的に現れる音スペクトルの頻度をニューラルネットワークによる認識システムに入力することにより,従来よりも誤認識率の低いシステムを開発することができた.
第2に,生物がDNAから蛋白質を合成する方法を参考にし,移動ロボットの行動創発システムを提案した.本システムは,数個の基本的行動プログラムを用意するだけで,ランダムウォーク,障害物回避など,従来,操作者が事前に与えていた行動プログラムをロボット自身が作成し,新たな行動を創発することが可能になった.
そして,第3に,複数台の移動(搬送)ロボットが存在する現場において,効率よく複数のロボットを用いて全体の搬送工程を処理し得るスケジューリングシステムの開発を行った.本システムを用いることにより,ロボット同士がすれ違えない環境下においてもほぼ最適に全体の搬送を行え得ることを,シミュレーションのみならず,小型の移動ロボットを実際に用いることにより確認した.

報告書

(5件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 矢野章成,樋口誠宏,山口智実,奥村雅一: "ロボットの行動制御に関する一方法"1998年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. 143-143 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 矢野章成,樋口誠宏,山口智実,前田和秀: "複数のロボットによる協調的搬送に関する研究"2000年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. 527-527 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 矢野章成,樋口誠宏,山口智実,山田将広: "搬送機能の個性化が複数搬送システムに与える影響(発表予定)"第45回システム制御情報学会研究発表講演会講演論文集. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YANO Akishige, HIGUCHI Masahiro, YAMAGUCHI Tomomi and OKUMURA Masakazu: "A Method of Controlling a Behavior in Robotic System"Proc. of 1998 Spring Conf. of JSPE. 143 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YANO Akishige, HIGUCHI Masahiro, YAMAGUCHI Tomomi and MAEDA Kazuhide: "Study for Cooperative Conveyance by Multiple Locomotive Robots"Proc. of 2000 Spring Conf. of JSPE. 527 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YANO Akishige, HIGUCHI Masahiro, YAMAGUCHI Tomomi and YAMADA Masahiro: "Influence by Difference of the Conveyance Performance on the Plural Unit Conveyance System (Notice)"Proc. of 45th Annual Conf. of SCIE. (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 矢野章成 他: "搬送機能の個性化が複数搬送システムに与える影響"第45回システム制御情報学会研究発表講演会講演論文集. (発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 矢野章成他: "複数のロボットによる協調的搬送に関する研究"精密工学会春季学術講演会講演論文集. 527-527 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 奥村 雅一: "ロボットの行動制御に関する-方法" 1998年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. 143-143 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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