研究課題/領域番号 |
09650193
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
青木 俊之 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (20150922)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 高速鉄道 / トンネル / 出口騒音 / パッシブコントロール / 圧力波 / 非定常流れ / 干渉 / 低減法 / パッシプコントロール / 高速列車 / 騒音 / 圧縮波 / 衝撃波 |
研究概要 |
本研究によって得られた研究成果は次の通りである。 1. トンネル出口で反射する圧縮波の波面は圧力勾配に依存して、パッシブコントール用の最適の出口形状がある。 2. 初期の圧力波の波面形状がわかっている場合、出口ボックスの形状は最大の圧力勾配の波面に対して最適化すべきである。これは、波面の圧力勾配が大きいときに騒音の低減がより多く求められるからである。ほとんどの場合、選択したボックスの形状は圧力勾配がゆるやかな波面に対しては最適な形状とはならない。 3. 任意の初期圧縮波波面に対し、ボックス内の容積に依存した最適の形状がある。しかし、衝撃波のような圧力勾配を持つ場合にはその依存性はそれほどない。 4. 特に、最適の形状に設計された出口ボックスにおける出口騒音の低減率は約30%であることがわかった。 この効果は、トンネル入口緩衝工などの他の騒音低減法と併用して用いることができる。 以上の成果に基づき、高速列車のトンネル内走行時に発生するトンネル出口での衝撃的騒音低減のためのトンネル出口パッシブコントロール装置の最適形状及びその性能に関する基礎的実験データを確立し、騒音低減法の基本性能を明らかにした。
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