研究課題/領域番号 |
09650250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
上宇都 幸一 大分大学, 工学部, 教授 (20038029)
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研究分担者 |
斎藤 晋一 (斉藤 晋一) 大分大学, 工学部, 助手 (70253771)
岩本 光生 大分大学, 工学部, 講師 (80232718)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | オープンセル状多孔体 / ニッケル-クロム / コージライト / 有効熱伝導率 / 伝導 / ふく射 / コ-ジライト / 減衰係数 / アルベド / 非対称性パラメータ / ユニットセルモデル |
研究概要 |
1) Ni-Cr、コージライト質のオープンセル状多孔体の減衰係数を、室温下で、垂直透過率適合法で決定し、また400〜1000Kでの非対称性パラメータ、アルベドを射出率分布適合法で決定するとともに、立方格子状ユニットセルモデルを提案し、それによる予測結果と比較した。また利用可能な他の研究者の実験データとも比較した。その結果、提案した理論モデルにより、我々のデータも含め、減衰係数については、データの81%を±25%以内の精度で、アルベドについては、約30%以内で、非対称パラメータについても、ほぼ30%以内で予測できることがわかった。さらに、アルベド、非対称性パラメータのスペクトル特性、温度依存性も再現できることが示された。 2) 上記の多孔体の平均全有効熱伝導率を、平板定常法で測定した。低温面温度は、約290Kで一定、高温面温度は、370〜1000Kの範囲で変化させた。さらに、熱-ふく射物性モデルに対する立方格子状ユニットセルモデルを、伝導とふく射の共存する本体系の解析に適用し、実験結果と解析結果を比較した。その結果、提案した理論モデルにより、温度分布、有効熱伝導率ともに±15%以内の精度で予測できることが示された。
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