研究概要 |
平成9〜10年度の研究により下記の成果が得られた。 1.スキー滑走のシミュレーション法に関する研究 (1)これまでに開発・改良したスキー滑走のシミュレーション法を整理し、"Simulation of a ski turn"と題して、イギリスでの国際学会"The 2nd International Conference on The Engineering of Sport(July 15,1998)"にて発表した。(2)スキー滑走系に作用する遠心力の影響を考慮可能なシミュレーション法を開発した(「スキーターンに及ぼす遠心力の影響」と題して、日本機械学会主催「D&D CONFERENCE'99(平成11年3月16日)」にて発表)。(3)スキーヤーの身体各部の動作がスキーターンに及ぼす影響を考慮できるシミュレーション法を開発した("Effects of Skier's Ski Control on Skiing"と題して、平成10年2月2日に開催された国際会議International Meeting of Sports Science, Commemorating the 1998 Winter Olympics in Naganoで発表した)。 2.スキーロボットによる滑走実験 (1)タイプの異なる二本足スキーロボットを製作し、スキー滑走実験を行った("Development of Skiing Robot and Its Application to Skiing"と題して、平成10年2月2日に開催された国際会議International Meeting of Sports Science, Commemorating the 1998 Winter Olympics in Naganoで発表した)。(2)一本足スキーロボットを開発した。(3)スキー板に重りをのせただけの状態で滑走実験を行った(「スキーターンに及ぼすスキー板の形状と機械特性の影響」と題して、日本機械学会東海支部第48期総会講演会(平成11年3月20日)にて発表)。 3.シミュレーション結果と滑走実験結果は定性的には良く一致する事が明らかになった。
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