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遠隔操作における意図の抽出と伝達

研究課題

研究課題/領域番号 09650297
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 知能機械学・機械システム
研究機関法政大学

研究代表者

小林 尚登  法政大学, 工学部, 教授 (30114820)

研究分担者 中村 秀男  法政大学, 工学部, 助手 (10061201)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード遠隔操作 / スレーブ側 / マニピュレータ / 意図 / ヒューマンフレンドリー / スレーブ / 抽出 / ロボット / マスタ・スレーブ
研究概要

『3Kの職場』という言葉が生まれて久しいが、いわゆるきつい、汚い、危険が伴う環境下での作業はロボットに置き換わりつつある。このような場合には、当然遠隔操作技術を用いて作業を行うことが要求される。
本研究では、マスタースレーブロボットと呼ばれる遠隔操作型のロボットを用いてオペレータの一挙一動のデータを忠実にスレーブ側に伝送し、これを再現することを目指している。すなわち、オペレータの意図を上手に抽出することができ、受信したスレーブ側がその意図に基づく動作を実行できれば遠隔操作ができたことになる。
現有の双腕マニピュレータ(各腕7自由度)をスレーブマニピュレータとして、力表示機能があるマスターアームと組み合わせて実験を行い、以下の研究成果が得られた。
1. スレーブ側に用意した机の上に箱が一つ程度の環境において、オペレータの両腕による基本的な動作「持つ」「叩く」「押す」などのデータが収集できた。
2. スレーブ側でオペレータの意図を再現するために必要となる環境情報の収集ルーチンおよび動作ルーチンを作った。
3. スレーブ側の環境がマスター側の仮想環境と異なった場合、あるいはスレーブ側の環境情報を十分に得られなかった場合に対する処理方法を検討した。
4. 一般の操作が不都合なく行えるよう、オペレータの意図として考慮すべきもの(動作キーワード)を検討した。これらのことから、人間のコミニュケーションに見られるような身振り・手振りによる意向情報をスレーブロボットに伝送して操作を行うことにより、テレオペレーションシステムにおける操作性の向上が図られた。今後の研究課題としては、システムがより安定して動作するための実験と遠隔操作手法としての体系化を試みる。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] I.Matsumura, Y.Kokobo and H.Kobayashi: "A Man-Machine Interface with Verbal Communication" Proceedings of RO-MAN'97. Vol.l. 398-401 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 樹野、小久保、松村、小林: "ヒューマンフレンドリーなマン・マシンインターフェースの構築の試み" 電気学会論文誌C. Vol.118, No.4. 559-605 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 松村、樹野、小林: "人間共存ロボットのためのヒューマンインターフェース制御" 計測自動制御学会学術講演予稿集. 125-126 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Isamu Matsumura: "A Man-Machine Interface with Verbal Communication" Proceedings of PO-MAN'97. Vol.1. 398-401 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Junya Tatsuno: "An Attempt on Construction of Human Friendly Man-Machine Interface" Trans.IEE of Japan. Vol.C-118, No.4. 559-605 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 樹野、小久保、松村、小林: "ヒューマンフレンドリーなマン・マシンインターフェースの構築の試み" 電気学会論文誌C. Vol.118,No.4. 559-605 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 松村、樹野、小林: "人間共存ロボットのためのヒューマンインターフェース制御" 計測自動制御学会学術講演予稿集. 125-126 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hisato Kobayashi et al.: "A Man-Machine Interface with verbal communication" Proceedings of RO-MAN'97. vol.1. 398-401 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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