研究課題/領域番号 |
09650302
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
稲葉 成基 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (30110183)
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研究分担者 |
羽根 一博 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50164893)
熊崎 裕教 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 助教授 (70270262)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 光熱効果 / フィルタ / レーザ駆動 / マイクロマシン / 波長 / フィルター |
研究概要 |
波長の異なるレーザにより、独立に光熱振動を発生させるシステムについて以下の基礎的な研究を行った。 1.680nm、780nmおよび830nmを中心波長とする干渉形のバンドパスフィルタをガラス基盤上に製作し、3本のレーザによって照射された光の場の中で、それぞれ対応したレーザ光のみによって、片持ち梁が独立に光熱振動することを確認した。 2.片持ち梁そのものに干渉形フィルターを成膜し、同様の実験を行った。完全に独立振動させることができないので、片持ち梁を形状記憶合金など、あるしきい値で動作するような材料で製作する必要がある。 3.1の方法で独立振動している多数の片持ち梁のうち、特定のものだけに180度位相の異なる変調レーザ光を照射することによって、振動を停止させることができることを確かめた。 4.センチメートルサイズの大きさで、レーザによって誘導されるロボットを製作した。複数個のホトダイオードとマイクロコンピュータを搭載したロボットは、レーザ光の軸に沿って一直線に自走していく。ホトダイオード自体を上下に制御しながら進むので、路面の多少の凸凹にも対応することが可能である。 2.光ファイバは光学的結合が簡単になるなどいくつかの利点を有する。光ファイバそのものにフィルタ作用をもたせることができるファイバグレーティングに関する研究を行い、本方式への導入に関して検討した。ファイバーグレーテイングを施した光ファイバーを細心加工することによって、フィルタの中心波長を制御できることが可能であることを示した。
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