研究課題/領域番号 |
09650311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
高橋 勲 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (10016602)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | アクティブノイズフィルタ / コモンモードノイズ / EMI / 高周波インバータ / モータ漏れ電流 / ノイズフィルタ / スイッチングノイズ / 漏れ電流補償 / 電磁波用アクティブフィルタ / 高周波CT |
研究概要 |
本研究では最近電力系統で高周波除去に使用されているアクティブフィルタの概念を使用しMHz帯のアクティブフィルタとも言うべきEMIノイズフィルタを試作しようとするものである.これは高周波CT、トランジスタ、直流カットコンデンサだけより構成され1\程度の低価格で実現できるので、特に大型インバータを使用するフィルタに適する。 ここでは、フィライトを用いた小型零相CTを試作するため等価回路を用いた設計法を確立し、巻数比10:1程度で良好な結果が得られた.この増幅器にはCTの負荷に適するトランジスタ増幅器を使用した。これらの結果、コモンモード漏れ電流を使用しない場合の2%以下にできることが実験、理論的に立証された. このフィルタのみを用いた場合でも150kHz〜2MHzはノイズ法規制値をクリアできるが低周波領域により適することがわかった.また、簡単な回路で最大35dBのノイズが除去され目的は達成された。性能的には計画の5MHzまで取り除くことはできなかったが2MHzまで取り除くことは可能でそれより高周波領域はCTと併用したパッシブフィルタを用いて経済的に実現できる.更に高性能のフィルタが要求される場合は、高周波パッシブフィルタを併用する等、ハイブリッド形とすれば小型・高性能・安価なシステムが得られる。 実際のエアコン、インバータに採用し実験的に確かめた.その結果、設計値を少し甘くしても十分規制値内の漏れ電流を抑制でぎることがわかった。これらの機器は実用化され現在発売されている。
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