研究課題/領域番号 |
09650340
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
渡辺 和雄 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (30143027)
|
研究分担者 |
淡路 智 東北大学, 金属材料研究所, 助手 (10222770)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | Bi_2Sr_2CaCu_2O_8 / 高温超伝導体 / 銀シース超伝導テープ / 電磁応力 / 機械的特性 / 臨界電流 / 超伝導マグネット / 強磁場 |
研究概要 |
高電磁応力状態は、大口径ダブルパンケーキコイルに強磁場中で電流を通電する事によって実現できる。代表者の研究の狙いは、約300MPaに耐える補強法としてAgシースBi2212テープを反応後に高強度のCu-50Agテープまたはハステロイテープと共巻きすることで、大口径コイルを作製することである。強磁場マグネットの機械的特性を評価するために、歪ゲージによって測定して高電磁応力状態の解析を行った。銀シースBi2212テープと補強材CU-50Agテープまたはハステロイテープの共巻きでφ280mm直径、11ターンのR&Wダブルパンケーキコイルを2種類作製した。10Tの磁場下、4.2Kの液体ヘリウム中において、I_c=350Aを越えてI=500Aまで通電した。この時の歪はCu-50Agテープ補強ではI=350Aで0.25%ほどであったが、ハステロイテープ補強ではI=500Aで0.22%であった。I=500Aでのフープ力は262MPaに相当している。歪0.16%までは臨界電流の劣化がないことがわかった。この歪に相当する電磁応力に対してはハステロイテープで150MPaほどの電磁力を抑えることができる。
|