研究課題/領域番号 |
09650446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
システム工学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
森 俊介 東京理科大学, 理工学部・経営工学科, 教授 (80147503)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 新エネルギー自動車 / 都市交通モデル / 利用者均衡 / システム最適 / 統合型エネルギーシステム / メタノール / 交通問題 / ネットワークフロー / 二段階最適化 / 代替エネルギー車 / 交通フロー |
研究概要 |
自動車がエネルギー問題、環境問題に及ぼす影響は大きいことは周知である。これに対し、近年ハイブリッド自動車、電気自動車が期待されている。また、将来的にはメタノール自動車や、燃料電池自動車などが提案されている。しかし、自動車のエネルギー需要、環境負荷は需要とインフラを加味した走行状態に依存するところが大きい。これは、従来評価法すら不十分である。また、燃料製造のプロセスにおいても、石油精製の他、天然ガスからのメタノール合成プロセス等の可能性も合わせ考慮する必要がある。 そこで本研究では、(1)電気自動車、ハイブリッド自動車では、実際の交通ネットワークをベースとして、交通需要分布推定しつつ、利用者均衡条件の最適条件を制約として、その下で総交通費用最小化、総CO2排出量最小化を評価関数としてシステム最適を行う、2段階最適化問題として定式化する。対象として、交通量の多い首都圏広域道路ネットワークを取り上げた。次いで、(2)マクロレベルからの接近として、輸送用燃料需要の新エネルギープロセス評価を、電源構成問題と併せて評価する、の2段階から行った。 この結果、前者では新エネルギー技術車を導入した時の導入効果についても考察し、交通費用、CO2排出量ともに削減できることが、本モデルから証明された。また、一般道路の路上駐車をなくすことによる交通費用削減、及びCO2削減効果も大きい。後者では、メタノール自動車が最も燃料供給において余裕を生む等の知見を得た。
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