研究課題/領域番号 |
09650481
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 姫路工業大学 |
研究代表者 |
前中 一介 姫路工業大学, 工学部, 助教授 (70173721)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 三次元マウス / 加速度センサ / 角速度センサ / 位置検出 / 動き検出 / 磁気センサ / 磁気センサ. / ジャイロ / 集積化コイル |
研究概要 |
本研究は、加速度センサ、角速度センサなどの機械量センサと絶対位置計測機構を組み合わせてマウスを形成し、空間中のマウスの動きを三次元的に検出し、これにより三次元マウスを実現することを目的とする。 研究は、加速度センサ、角速度センサのマイクロ化、磁界を媒体とした絶対位置検出とそれを行うための磁気検出素子の試作、人間工学を含めたマウスへの適用性に関する検討が含まれる。加速度センサに関しては、3軸の加速度を検出し、かつマウスという小さな空間にこれを納めるために小型・軽量化を行うため、マイクロマシニングを用いてこれを実現した。また、角速度検出についても同様であり、多軸の角速度検出を小体積中に納めることを考慮したデバイスを試作した。これら機械量センサからの出力を積分を中心とした演算を行えばマウスの移動を検出することができる。しかしながらこれらは相対値であり、絶対的なマウスの位置を検出し得ない。そこで磁界を媒体とした絶対位置検出を併用し、三次元マウスとしての有効性を向上させた。絶対位置の検出は机上に固定されたソースコイルから発生する交流磁場を集積回路技術を用いて微小化した三軸マイクロコイルで検出し逆演算を施すことでその絶対位置を計測する。現在の試作装置で机上のソースから約1m^3の範囲での検出が可能であることを明らかにし、十分三次元マウスへ適用できることを示した。
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