研究課題/領域番号 |
09650539
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三浦 均也 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40190582)
|
研究分担者 |
塚田 幸広 建設省, 土木研究所・材料施工部・施工研究室, 室長
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 浅い基礎 / 支持力 / 模型実験 / 砂地盤 / マイクロパイル / 地震 / 補強効果 / 相互作用 / 基礎 / 杭 / 荷重-沈下曲線 |
研究概要 |
マイクロパイル基礎(MP基礎)の支持力メカニズムを明らかにするために行った本研究の成果を、MPによる支持力の改善効果について取りまとめると以下のようである。 -支持力度で比較すると、フーチングの場合とMPの場合の合計よりも大きな支持力度がMPフーチングで見られるケースがあった。この支持力が改善される現象はフーチングとMPの相互作用によって直下の地盤材料が拘束されるためと説明できる。 -支持力の改善効果は地盤が密詰な場合に特に顕著であり、MPの本数が多い場合に特に顕著であった。これは地盤材料の拘束が有効に行われるためには、正のダイレイタンシーとMPによる拘束が必要であることを意味しており、この意味からも、MPの曲げ剛性が大きく、設置角が鉛直に近いほど有効であることが実験で分かった。 -本実験条件では最大2倍以上に支持力度が改善されることも分かったが、一方では、地盤が収縮傾向を示す中密詰、緩詰地盤では支持力は改善されるどころか、むしろ減少する傾向も見られた。このことは、設計において改善効果を見こむ場合には注意しなければならない要点である。 -傾斜荷重を受ける場合にも改善効果が十分に認められたが、この場合には、初期においてフーチングの底面接地圧が作用していることが前提であり、プレテンションを作用させるなど、適切な配慮が必要であることが分かった。
|