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河川におけるワンド内の流れと土砂堆積に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09650574
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水工水理学
研究機関金沢工業大学

研究代表者

山坂 昌成  金沢工業大学, 工学部, 助教授 (20174641)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード多自然型河川 / ワンド / 土砂堆積
研究概要

近年の河川は治水、利水の機能に加え、自然環境の保護・回復を目指した改修を行わざるをえなくなってきている。いわゆる、多自然型河川工法の一つにワンドがあり、自然形成されたワンドは、それを維持することが容易であると考えられるが、人工的に形成されたワンドでは、必ずしも理想的な場所に、理想的な形として形成されるとは限らないのでその維持が容易ではない場合もある。
本研究では、人工ワンドの設計法に役立てられる基礎的な情報を得るために、室内の実験開水路に小規模のワンドを設置し、ワンド内の流れの特性、ワンド内への土砂堆積について調べたものである。流れの計測から、ワンド内には本質的に土砂が進入しやすい流れの構造となっていることが明らかとなった。そこで、ワンド内へ進入する流況を変えて、土砂進入を防ぐ工法として、ワンドと本線の境界に設置するベーンを選択し、土砂進入の抑制効果がもっとも高いベーンの角度について検討した。実験水路のワンドの寸法は開口幅8cm、奥行き8cmの正方形で、水深が4.5cmの等流で実験を行った。ベーンは長さ4cm、高さ1.5cmとし、これを開口部中心に角度0,1/10,1/5(上流側がワンド側へ、下流側が本川側に向く方向)で設置し、それぞれについて、上流で供給した土砂のワンド内への堆積状況を観測するとともに、流れの状況を可視化により観察した。土砂の堆積量はベーンの角度が0の時が最小で、ベーン設置のない場合の約1/3の堆積量、角度が1/5,1/10の場合はほぼ同量で、ベーン設置のない場合の約1/2の堆積量となった。以上により、ベーンはワンド内への土砂堆積抑制の効

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 山坂 昌成: "ワンド内の流れと土砂堆積に関する実験"土木学会年次学術講演会講演概要集 第2部. 第52回. 496-497 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山坂 昌成: "ワンド内への土砂堆積防止法に関する研究"土木学会年次学術講演会講演概要集 第2部. 第53回. 680-681 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masashige Yamasaka: "Experiment of flow and sediment deposition in enbayment"Proceedings of the 52th annual conference of J.S.C.E.,2. 496-497 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masashige Yamasaka: "Study on prevention of sediment deposition in enbayment"Proceedings of the 53th annual conference of J.S.C.E.,2. 680-681 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山坂昌成: "ワンド内への土砂堆積防止法に関する研究" 土木学会年次学術講演会講演概要集 第2部. 第53回. 680-681 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 山坂昌成: "ワンド内の流れと土砂堆積に関する実験" 土木学会年次学術講演会講演概要集第2部. 第52回. 496-497 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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