研究課題/領域番号 |
09650586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
井上 博司 岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (80026286)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ナビゲーションシステム / GPS / 交通制御 / トラフィックシミュレーション / データベース |
研究概要 |
1.市販のGPSアンテナ(ETAK ET-GPS1)、地図&GPSソフトウェア(MapFan II)、パーソナルコンピュータ(NEC PC-9821Nr166)を用いたGPSシステムを構成した。 2.上記システムによるGPS走行軌跡データより、道路網上の走行リンクを検出し、リンク旅行時間を算出する方法を作成した。 3.トリップの旅行時間データを知識データベースとしてコンピュータのディスクに整理・保存するシステムを作成した。 4.上記3.の旅行時間データベースを用いて、トリップの起終点間の最適経路を探索し、これを地図上に表示するシステムを作成した。 5.岡山市市街地の幹線道路網を用いて、GPSシステムを搭載した試験車両を実際に走行させ、上記3.の旅行時間データベースを作成した。 6.上記の旅行時間データベースをもとにナビゲーションシステムによって呈示される最適経路の演算精度を、コンピュータシミュレーションによって比較検討した。 7.検討の結果、本ナビゲーションシステムによる最適経路演算精度は、交通条件によって異なるが、実験全体の平均で42%、最大75%程度であることがわかった。 8.上記のシミュレーションの結果、本ナビゲーションシステムによる旅行時間削減効果は、実験全体の平均で9%、最大20%程度であることがわかった。 9.上記を通して、自己学習型ナビゲーションシステムが有効であり、技術的に実現可能であることがわかった。
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