研究課題/領域番号 |
09650592
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
鹿島 茂 中央大学, 理工学部, 教授 (70108207)
|
研究分担者 |
谷下 雅義 中央大学, 理工学部, 助教授 (30242001)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
|
キーワード | 交通量調査 / 断面交通量 / OD交通量 / トリップベースの調査 / アクティブベースの調査 / 変動特性 / 計測誤差 / 調査誤差 / トリップ調査 / アクティビティー調査 / OD交通量の修正 / 傾向誤差 / 配分 / 偶然変動 / 傾向変動 / 経路選択 / 貨物車 / 交通量変動 / 交通量調査の精度 / 修正OD交通量 / 貨物車の経路選択 |
研究概要 |
本研究は、自動車から排出される環境負荷量の推計を精度高く行うための交通量推計を開発することを目的として、(1)交通量の変動特性の分析、(2)交通調査の調査精度の分析、(3)走行量の推計制度の改善手法の解析、(4)貨物車の走行経路選択特性の分析、について研究をすすめた。成果は次の4点に集約される。 (1)都市内の幹線道路における断面交通量の変動の大きさは、年平均日交通量に対し3-5%程度である。また変動は周期変動(月変動、週変動、曜日変動)と偶然変動に分割でき、その比率はほぼ4:6である。 (2)人手による断面交通量の調査結果は、偶然誤差に加え、マイナスの傾向誤差を有し、その程度は、調査する交通量の増加に伴って大きくなる傾向を示す。 (3)アンケート方式でOD交通量を調査した場合、交通量の20-30%が欠落してしまう。その主なものは、家付近での短い移動距離の交通、長い移動途中での立寄りの交通、1日に多くの移動を行う人の交通、である。 (4)断面交通量を用いて、OD交通量を修正することで、走行量の推計制度は大きく改善できる。特にOD交通量が傾向誤差を有する場合には、OD交通量の修正に用いる関数を工夫することで改善効果は一層高まる。 交通量の変動特性のうち、OD交通量の変動特性、及び貨物車の走行経路選択特性については、いくつかの分析を試みたが、本研究の期間内では一般化できる水準の成果が得られず、今後の課題として残った。
|