研究課題/領域番号 |
09650593
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
村橋 正武 立命館大学, 理工学部, 教授 (90268160)
|
研究分担者 |
飯田 克弘 大阪大学, 大学院・工学研究科, 講師 (70222809)
塚口 博司 立命館大学, 理工学部, 教授 (80127258)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 街路計画 / 街路空間再配分 / オキュパンシー指標 / 代替案評価 / 街路空間配分 / 交通管理 / GIS / AHP手法 |
研究概要 |
本研究は、安全・快適でモビリティの高い交通システムを環境負荷ができるだけ小さいという条件の下で構築するためには、既存の街路空間を有効活用することが不可欠であるとの基本的認識に基づき、街路空間配分に関する評価方法、街路利用者にとって望ましい街路整備代替案の作成方法、ならびに街路利用者間の競合関係の調節方法について提案したものである。その結果、汎用性の高い手法として、具体的に以下に示す手順からなる街路計画手法を確立することができた。 (1)全国道路交通情報調査(道路交通センサス)等の比較的簡単に入手できるデータを用いて、多変量解析によって種々の街路の機能分類を行う。なお、この手法に関しては、大都市だけでなく、地方都市に同様に適用でできることを示した。 (2)街路利用主体の空間占有状況を表すオキュパンシー指標を用いて、各利用主体に対する空間配分バランスの良否を評価し、これに基づいて改善が必要と思われる街路区間を抽出する。なお、この手法はわが国の都市だけでなく、海外の都市にも適用可能であることを示した。 (3)当該街路が属する機能グループの特性を考慮し、この街路の機能に応じた改善方向を検討する。 (4)AHP法によって街路空間の構成要素の重要度を算出するとともに、それに基づいて街路空間再配分代替案を作成する。この手法に関しては、わが国の都市だけでなく、海外の都市にも適用可能であることを示した。 (5)対象地区周辺における交通サーキュレーション等について検討し、実現性の高い代替案の抽出を行う。 (6)各街路利用主体の競合関係の調整について検討し、望ましい代替案として絞り込む。
|