研究課題/領域番号 |
09650655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
南野 脩 芝浦工大, 工学部, 教授 (20052805)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 住宅の空気汚染 / 住宅のVOC / 住宅内装と空気汚染 |
研究概要 |
研究目的 建築物内の空気環境の空気質(IAQ)を住居者の健康・安全維持管理上で保つことは最も重要なことである。エネルギーの経済性を優先して室内空気環境を考えるとIAQが悪化すると言う矛盾を抱えて行くことになる。特に、最近の住宅は、(1)高気密化・高断熱化が省エネルギー対策の一つの時流として捉えられる傾向がある。(2)住居者のIAQに対する認識が高まってきた。(3)住宅の居室の換気は自然換気方法が多い。(4)住宅の室内仕上げ方法(壁・天井・床等)及び使用材料に対する関心が高まってきた。このような住宅内におけるVOCによる汚染の状況把握とその汚染の改善のために必要な指針を出すことは住居者の健康・安全維持上から重要なことである。 研究計画・結果 住宅の室内で使用する材料・塗装及び仕上げ方法別のVOC発生量に関する実験室実験を行うために、ステンレス板で表面を仕上げされた1.8m×1.8m×1.8mのチャンバーを作成した。このチャンバーに給排気機を設置し、正確な流量定装置と活性炭フイルター及び高性能フイルターにより無じん無臭いの空気を送風出来るようにした。更に、空気の温湿度調整が出来るようにした。この装置を用いて予備実験を行った結果、旨く行かないので、チャンバーのサイズを0.5m×0.5m×0.5mに変更した。 現在住宅用の建材として使用させている材料・部材等を0.3m×0.3mのサイズにし、チャンバー内に設置する。供給する空気量は、標準的な部屋を6畳とし換気回数を1回/hとし、供給する空気の温湿度は20℃、50℃とした。実験装置のノイズに影響されることが大きく、その対策のためにかなりの時間を要した。GC装置のFID検出器により分析を行ったところVOCの発生量は、非常に少ないことが得られた。
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