研究課題/領域番号 |
09650776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・処理
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
浅見 勝彦 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (20005929)
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研究分担者 |
幅崎 浩樹 東北大学, 金属材料研究所, 助手 (50208568)
菊地 迪夫 東北大学, 金属材料研究所, 助手 (30204837)
秋山 英二 東北大学, 金属材料研究所, 助手 (70231834)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 非平衡合金 / 触媒 / 二酸化炭素 / メタン化 / 磁性薄膜 / 反応性スパッター / コバルトアルミニウム / 強誘電体薄膜 / アモルファス合金 / ジルコニウムニッケル合金 / ジルコニア / 結晶構造 / 担体効果 / ジルコニウム貴金属合金 / 大気酸化 / マンガン合金 / タングステン合金 / ニオブ合金 / 表面分析 |
研究概要 |
1.非晶質Ni-Zr基二元合金を前駆体として、二酸化炭素と水素を反応させてメタンを生成するためのNi担持ジルコニア触媒を作製し、メタン化触媒としての活性の程度と合金組成、反応温度などとの関係を調べ、Zrを40-50原子%含む場合にメタン化速度が最大であることを確認した。この結果はNi 原子の表面分散度、反応のターンオーバー数および正方晶ジルコニア含有量の合金組成依存性により説明できた。これらの結果をもとに、Sm添加により正方晶ジルコニアの安定化とNi原子の表面分散度を高めることにより触媒活性を高めることに成功した。 2.スパッタ法で作製したNb-WおよびNb-Mn系二元合金は、それぞれ20〜50原子%Wおよび26〜75原子%Mnの範囲で非晶質合金が得られた。Nb-Mn合金は0.1モルの中性食塩水中ではMn含有量が60原子%以下であれば純Nb程度の高耐食性を示し、Nb-W合金ではWを多量に含む合金は12モルの塩酸中より6モルの塩酸中で腐食がより早く進行した。 3.スパッター法で作製したCo-20原子%Al合金薄膜は非平衡状態のCsCl型CoAl金属間化合物となるが、窒素中および酸素中での反応性スパッター法で作製すると、それぞれ高周波特性に優れたCo-Al-NおよびCo-Al-O薄膜が生じ、前者はnmサイズのNを固溶したCoの微粒子を絶縁性のAlN化合物が取り囲む構造、後者はnmサイズのCo微粒子を絶縁性Al_2O_3化合物が取り囲む構造となることを明らかにした。 4.ゾルゲル法で作製したSr-Bi-Ta酸化物は低温で作製した場合は強誘電体特性を示さないが、ある程度の高温での熱処理により強誘電体特性を示すようになるが、その特性は熱処理の雰囲気および温度に大きく依存し、強誘電体特性劣化は表面における化学量論組成からのずれおよび金属状Biの偏析により支配されることを明らかにした。
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