研究課題/領域番号 |
09650830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
西谷 紘一 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10029572)
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研究分担者 |
北島 禎二 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (80273845)
黒岡 武俊 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (90273846)
山下 裕 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (90210426)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | プラントワイド制御 / 混合系シミュレーション / 離散事象モデル / 運用シミュレーション / パイプレスバッチプラント / 設計支援 / プロセスモデリング |
研究概要 |
プラントワイド制御システムは連続制御システムおよびシーケンス制御システムから構成される。さらに通常はプラントオペレータがこの制御システムを使って監視操作を行っている。このような性質の異なる制御要素を含む運転制御システムを設計する際にはダイナミックシミュレーションによる特性評価が必要になる。このため平成9年度は、連続プロセス、離散事象、シーケンス制御を含むプラント全体のシミュレーションを実行するための系統的な方法について検討した。モデリングの基本的な考え方をまとめたあと、混合系のための汎用シミュレーションプログラムを開発した。平成10年度には、プラントワイドの制御システムの代表例として、パイプレスバッチプラントにおけるシステムの運用について考察した。各操作タスクを実行するステーションへ容器(槽)を移動させることによって、製品製造の各工程を順次実行するこの方式の運用(制御)のモデル化を行った。つづいて各設備の台数やレイアウト、移動槽の移動ルール、ジョブのスケジューリングなどの設計要素とプラントのパフォーマンスの関係を調べた。静的および動的要因が複雑に絡んだパイプレスバッチプラントの設計問題はプラントワイドの制御(運用)システムの設計でもある。このような設計問題に対して、設計案の提案とシミュレーションによる設計評価をくりかえす実用的なプラント設計手法を提案し、具体的にモデリング部、シミュレーション部、評価部から構成された設計支援システムを開発した。このシステムではいろいろな要素の代替案を簡単にシミュレーションで評価することができる。
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